ビットコインなど仮想通貨の普及で注目されたブロックチェーン。近年は製造や建築、保険など、非金融領域で実用に向けた取り組みが進んでいます。一方、総合商社やイベント会場など、その他の業界・分野でもブロックチェーンの導入や活用方法が模索されています。ここでは、その他の業界におけるブロックチェーン導入事例をいくつかご紹介します。
その他の業界における「非金融ブロックチェーン」の活用
その他の業界でも、多種多様なブロックチェーン活用の取り組みが実施されています。例えば、デジタルチケットの導入にブロックチェーンを活用するケースもあれば、データの信頼性担保への応用を模索しているケースもあります。
ブロックチェーンは、幅広い分野に応用可能な技術であり、業界の仕組みそのものを変える可能性すらあります。大きなポテンシャルを持っており、その他の業界でもイノベーションに繋がることが期待されます。
その他の業界の導入事例・ユースケースを掲載している
おすすめの開発会社
TIS

TISは国内大手システムインテグレーターです。ここでは、同社が手がけたブロックチェーンの導入事例をご紹介します。
豊田通商の事例
総合商社の豊田通商は、ブロックチェーンを使ったクラウドサービス「BunkerNote」を構築しました。BunkerNoteは、船舶向けの燃料の受発注を一元管理するサービスで、バンカーオイルの商流の電子化を促進するものです。データの管理にブロックチェーンが使用されており、リアルタイムでの取引状況把握が可能になります。また、電子化により受発注作業の負担が軽減され、業務の迅速化も実現されます。
ブロックチェーンはデータの原本性や耐改ざん性があるため、紙よりも高い信頼性が担保されています。これにより、従来の紙に比べて透明性のある取引を実現できます。
TISの会社概要
会社名 | TIS株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿8-17-1 |
電話番号 | 0800-600-9810 |
業務内容 | ソフトウエア開発、アウトソーシングなどのシステムインテグレーション |
公式URL | https://www.tis.co.jp/ |
IBM

さまざまなソリューションを手がけるIBMでは、ブロックチェーンの導入支援も行っています。これまでの同社の取り組みから、デジタルチケットに関するブロックチェーンの事例をご紹介します。
Arsht Centerの導入事例
Arsht Centerは、アメリカのマイアミにある芸術センターです。同センターでは、2020年にTrue Ticketsを利用して非接触型のデジタルチケットを提供しました。チケットはモバイルに配信され、チケットの手渡しが不要になるなど、利用者の利便性向上に寄与します。
このチケットはブロックチェーンが活用されており、暗号化によりチケットのセキュリティが保たれています。また、トレーサビリティによって公正な価格が保証され、詐欺から保護されているのも特徴です。日本でもチケットのデジタル化は進んでいますが、ブロックチェーンを利用すれば、チケットの安全性・信頼性向上が可能になります。
IBMの会社概要
会社名 | 日本アイ・ビー・エム株式会社(米IBMの日本法人) |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋箱崎町19-21 |
電話番号 | 03-6667-1111 |
業務内容 | コンピュータ関連サービス、ハードウェア・ソフトウェア開発など |
公式URL | https://www.ibm.com/jp-ja |
サスメド

サスメドは、ブロックチェーンを活用した臨床試験システムの開発・販売や、治療用アプリの開発などを手がける会社です。ここでは、同社のブロックチェーンに関する事例をご紹介します。
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターの事例
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターは、2022年にサスメドと共同でレジストリデータの活用に関する研究を始めました。同研究では、精神疾患レジストリ事業で収集したデータにブロックチェーンを使用し、データ公開・共有ができる仕組みの構築を目指しています。
暗号化可能なブロックチェーンを利用することで、患者の個人情報の漏えいリスクを低減できます。また、ブロックチェーンは改ざんに強いため、人手よりもデータの信頼性を担保できます。
サスメドの会社概要
会社名 | サスメド株式会社 |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋本町3-7-2 MFPR日本橋本町ビル10F |
電話番号 | 公式サイトに記載なし |
業務内容 | ブロックチェーンを活用した臨床試験システムの開発・販売、治療用アプリの開発など |
公式URL | https://www.susmed.co.jp/ |