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ブロックチェーンのデメリット

非金融ブロックチェーン研究所 » ブロックチェーンの基礎知識 » ブロックチェーンのデメリット

さまざまな分野・領域で実証・活用が進められているブロックチェーンですが、まだまだ課題は存在しています。このページでは、ブロックチェーンの代表的なデメリット・課題4つをまとめました。ブロックチェーンの理解をより深めるため、ぜひ参考にしてください。

デメリット①処理速度が遅い

とくにユーザー数の多いパブリックチェーンで起こりがちな問題として、参加者・取引が多くなるにつれ、合意形成~処理に時間がかかりやすくなってしまう点があります。理由としては、P2Pネットワークの場合は参加者一人ひとりの接続端末で処理を担うため、端末のスペックに依存してしまうこと、そして1つのブロックに記録できるデータ量が限られていることが挙げられます。

この問題は、「スケーラビリティ問題」として長年議論されていますが、ただノードを減らすだけだと今度は障害耐性が低くなってしまうため、そのバランスを取るのが難しいとされています。

デメリット②記録したデータを削除できない

ブロックチェーンは改ざん耐性に優れている画期的なシステムではあるのですが、逆に言えば、それは一度記録したデータを削除できないということも意味しています。もし誤入力をしてしまったり処理をやり直したいと思ったりしても、すでに入力したデータは取り消せません

加えて厄介なのが、とくにパブリックチェーンの場合、入力した情報が参加者全員に行き渡ってしまう点です。データ自体は暗号化されているため、内容を他人に読まれてしまう心配はありませんが、大人数に公開したくないような個人情報を管理するツールとしては向いていないと言えるでしょう。

デメリット③悪意を持つ参加者が入り込む可能性がある

とくにパブリックチェーンの場合は、誰でも参加できるオープンな環境であるため、悪意を持ったユーザーが入り込んでしまう可能性もあります。それでも基本的にデータの改ざんは不可能となっていますが、大勢のハッカーが潜んでいる状態だと、ブロックチェーンが乗っ取られてしまうことにもなりかねません。

これが「51%攻撃」と呼ばれる問題で、ブロックチェーン上の過半数(51%以上)を超えるメンバーが悪意を持った攻撃者で占められることにより、さまざまな不正行為が発生してしまうというものです。

この点に関しては、悪意を持った人物を最初から入れない、参加者を限定したブロックチェーンを構築することも可能です。しかしそれだと、参加者を選定できる人物の権力が強まってしまうため注意が必要です。

デメリット④法的仕組みの変更が必要となる可能性がある

ブロックチェーンをさらに社会に浸透させるためには、現行の社会的仕組み、つまりは法律を変更しなければ解決しない問題もあります。しかし、現行法の改正や新法律の制定は一朝一夕に決まるものではなく、数ヶ月・数年単位での議論が必要となるもの。自社ビジネスのスピードと法律改正の議論のスピードにギャップがあり、歯痒い思いを強いられる場面があるかもしれません。

なお、ブロックチェーン技術の導入を検討しているのであれば、自社の目的に合ったプラットフォームを使用して構築することが大切です。当サイトでは導入事例とともに、ブロックチェーンのプラットフォームを提供している企業の情報をまとめています。こちらも併せて参考にしてください。

ブロックチェーン導入を検討するなら、基礎知識のほか“自社に適したプラットフォーム選び”も大事

非金融ブロックチェーンをパーミッション型で導入するなら「ユースケースに合ったプラットフォーム」を選ぶのがおすすめ

ブロックチェーンは、元々暗号資産などの金融領域で活用されていた技術です。各プラットフォームには特性があり、業界・分野によって向き不向きが分かれます。そのため、知名度や開発コストのみで決めようとせず、得意な分野やユースケースなどを総合的に判断し、自社に適したプラットフォームを選びましょう。

代表的なプラットフォーム3つに特化した 開発会社3選

3つのプラットフォームは、それぞれ日本国内での導入実績が多数ありますが、選ぶ際は開発会社を慎重に決めることが重要です。自社に適切なプラットフォームを選ぶには、システム構築はもちろん、その後のデータ活用やマーケティング戦略など、幅広いコンサルティング相談に対応している開発会社を選ぶ必要があります。ここでは、各プラットフォームに特化したおすすめの開発会社をご紹介します。

[各プラットフォームの対応領域について]
GoQuorum…「非金融領域」「金融領域(暗号資産以外)」「暗号資産」の領域に対応。
Hyperledger Fabric…主に「非金融」「金融(暗号資産以外)」の領域に対応。
Corda…主に「金融(暗号資産以外)」の領域に対応。

▼横スクロールできます▼
開発会社 トレードログ 日本アイ・ビー・
エム
TIS
対応プラットフォーム
GoQuorum
Hyperledger Fabric
Corda
ユースケース
  • ・サプライチェーン
  • ・銀行および金融サービス
  • ・国際貿易と商品相場
  • ・高級ブランドの真贋証明
  • ・銀行間情報ネットワークなど
  • ・貿易金融
  • ・銀行
  • ・非接触型電子チケット
  • ・医薬品のサプライチェーン
  • ・教育と訓練
  • ・スマートエネルギー管理など
  • ・キャピタルマーケット
  • ・貿易金融
  • ・サプライチェーン
  • ・不動産
  • ・デジタルアイデンティティ
  • ・デジタルアセット
  • ・エネルギー
  • ・ヘルスケア
  • ・保険
  • ・GovTech
  • ・通信など
主な利点
プライベート
トランザクション
実行するノードを指定したトランザクションであり、トランザクションの実行結果は、指定されたノードにのみ保持され、データの秘匿化が可能。
コンセンサス
アルゴリズム
複数の情報管理者がいる状況下でも、データの改ざんや不正がなく、正しく取引が承認されます。
開発コストを抑制
フルマネージドサービスのAzure Blockchain Serviceやイーサリアム向けの開発ツールに対応しているため、開発コストの削減が期待できます。
機密性の高い取引
共有したいデータのみを、共有したい当事者に公開します。
プラグ可能な
アーキテクチャー
業界ニーズに対応するためのブロックチェーンの調整には、汎用的なアプローチではなく、プラグ可能なアーキテクチャーを使用
開始が簡単
チームが現在使用している言語でスマート・コントラクトをプログラムできます。カスタム言語やカスタム・アーキテクチャーの習得は不要です。
プライバシーの担保
取引を全ノードで共有することはせず、必要なノード間でのみ共有するため、他社に自社の取引内容を知られることがありません。
インターオペラビリティ
Corda上で動く複数のアプリケーション間でデータの移転や連携ができることで、複数システム間をシームレスにつなげることが可能です。これによりバリューチェーン融合が可能。
スケーラビリティ
Cordaは関係者ノードとの通信であるため、トランザクションの並列処理が可能で、処理速度はネットワークサイズに依存しません。
「開発会社」の
特徴
非金融領域に特化したブロックチェーン導入をしており、GoQuorumに精通している。 Linux Foundation Hyperledgerプロジェクトの創設メンバーであり、許可制ブロックチェーン・ネットワークの認定フレームワークであるHyperledger Fabricの開発に協力している。 米国R3社と資本・業務提携している。
公式サイト
[代表的なプラットフォーム3選の選定基準]
ブロックチェーンなどの分析を手掛ける「Blockdata(https://www.blockdata.tech/)」による2019年4月のレポート「Forbes ブロックチェーン 50 の分析」(参照元:https://www.blockdata.tech/blog/general/breaking-down-the-forbes-blockchain-50)のうち、最も人気のある開発プラットフォーム上位3社をピックアップ。
※1位の「Ethereum(イーサリアム)」は暗号資産メインのため、ここではEthereumをtoB企業向けに改編した4位の「Quorum」を選出。
[各プラットフォームに特化した開発会社3選の選定基準]
「ブロックチェーン」「開発会社」「ベンダー」でGoogle検索して表示された非金融領域でのブロックチェーンを開発している開発会社35社のうち、下記条件に合致している開発会社をピックアップ。
トレードログ:公式サイトに導入実績を公開しており、かつGoQuorumの実績掲載数が一番多い。
日本アイ・ビー・エム:公式サイトに導入実績を公開しており、かつHyperledger Fabricの実績掲載数が一番多い。
TIS:公式サイトに導入実績を公開しており、かつCordaの実績掲載数が一番多い。
どの開発会社も専門的な知識があるので
安心できそうだね!
でも大企業ばかりだし、開発費用も莫大なんじゃないかしら。その点はちょっと不安ね。
適したプラットフォーム選びから
データ活用まで、相談したい場合には…

「ブロックチェーン技術を非金融領域に導入したいけれど、どんな開発会社に相談していいかわからない…」そんなときは、代表的なプラットフォームを使った非金融ブロックチェーンの導入実績がある開発会社を選ぶのがポイントです。適切なプラットフォーム選びはもちろん、構築後のデータ活用、マーケティング戦略など、さまざまな相談にのってもらえるコンサルティング対応の開発会社であれば、さらに安心です。